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中部経済新聞 不動産事業を強化

2018/05/19

不動産事業を強化


賃貸マンション3年以内に3棟着工


 トーシンは不動産事業を強化する。主力の移動体通信事業はスマートフォンの販売台数が伸び悩んでおり、利益貢献度の高い不動産事業に注力する。名古屋市内を中心に賃貸マンションを増やす計画で、不動産事業のセグメント利益を現行の1億4千万円から2020年4月期に3億円以上に引き上げる。

来期利益 3億円以上を見込む


 8月に名古屋市中川区荒子1の新たな賃貸マンション「さくらHills ARAKO」が完成する。敷地面積約900平方㍍、地上13階建てで延べ床面積は約3200平方㍍。あおなみ線荒子駅から徒歩2分の場所に位置する。ペットも入居可能。完成時には半分程度の入居者を見込んでいる。
 これに加え、3年以内に3棟の賃貸マンションを着工する予定だ。同市中区錦2と堀田駅周辺、中部国際空港周辺に計画。錦2のマンションは20年完成予定で、入居者が優先的に使用できる託児所の設置する。
 石田信文社長は「現在管理するビルはほとんど満室で、マンションも好調だ。不動産事業のセグメント利益を年5千万~1億円のペースで伸ばしていきたい」と話している。