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伊勢新聞 大規模災害時に水を支援

2019/05/18


大規模災害時に水を支援


トーシンリゾート、津市と協定


 【津】ゴルフ場を手がけるトーシンリゾート(名古屋市、中根修平社長)と津市は十七日、災害時の応援協定を締結した。大規模災害発生時に同社が保有する保存水を提供する。
 同社はこれまでに岐阜県の富加町、関市と同様の協定を結んでおり、今回が三件目、県内では初めて。同社の同市美里町三郷の「プリンスビルゴルフコース」で保有するペットボトル入りの天然水「うるり」二千四百本を災害時に無償で提供する。
 同社によると、うるりは硬度十一度の軟水。粉ミルクとの相性が良く、東日本大震災の際に同商品を求める要望が多数あった。それを受け、同社がゴルフ場を手がける市町と提携するようになった。
 調印式では、前葉泰幸市長が「南海トラフに対して備えることは大切。提供は本当にありがたい」、中根社長が「今後も地域や津市と密な関係をつくり、一緒に防災対策などを考えていきたい」と話した。